笠間稲荷の通りにある神具屋さん ときわ神具Webサイト


茨城県笠間市にお店を構える ときわ神具さまのWebサイトリニューアルにあたり、コピーライティングを担当させていただきました。日本三大稲荷のひとつとして知られている笠間稲荷神社からすぐ(本当に鳥居から数歩!)にあり、創業自体は昭和26年という歴史のあるお店。現在は女将さんが基本的に一人でお店を切り盛りし、娘さん夫婦が支えていらっしゃいます。これまでは自作のWebサイトでしたが、プロがつくったきちんとしたものにしたいというご要望から今回のリニューアルとなりました。



今回の大きなリクエストのひとつが、「お客さまに何度もご来店いただく手間を減らしたい」ということでした。というのも、神棚のしつらえは棚板(神棚をすえつけるための板)とのサイズのバランスがとても重要となります。せっかく店頭で気に入った商品が見つかっても、ご自宅の棚板よりも大きくて載せられなかったり、小さすぎてバランスが悪くなってしまったら意味がありません。棚板のサイズがわからない場合、これまでは一度ご自宅で測っていただき、再度ご来店いただくことが多かったそうです。


そうした手間の解消のために、リニューアル後のWebサイトでは神棚の買い方を解説するコンテンツを新設しました。棚板のサイズの測り方から、ご来店までを写真を交えてわかりやすく3STEPで解説。実際に公開後、来店前にWebサイトを見てサイズを確認し、予約をして来てくださる方が増えたそうです。お客さまの手間も省けて、その場でご購入いただくチャンスにもつながったということで、とてもご満足いただけていると伺っています。


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初めての神具屋さんのお仕事で、神棚は目にしたことがありましたが、家の外に祀る「外宮(そとみや)」というものがあること、神社でいただいてきたお札の収め方など、いろいろ勉強させていただきました。比較的身近な神棚も、伝統的なかたちのものから、最近の住宅事情にあわせたシンプルなものまでいろいろあるようです。


わが家では神棚に手を合わせる習慣はとくになかったのですが、それが当たり前にある暮らしっていいなぁと改めて思いました。明るくて可愛らしい女将さんとの取材からも、とても良い運気をおすそ分けしていただいた心地です。


[担当] Webサイト/取材・コピーライティング

クライアント:ときわ神具

デザイン・ディレクション:TRUNK